「フラット革命」 [雑感]
今まで「フラット化する世界」や「ウィキノミクス」といったインターネットの普及による世界のフラット化というものを見てきました。これらの内容はどちらかと言えばフラット化の良い面が中心に描かれていました。今回の「フラット革命」はフラット化によって生じる課題について書かれています。例えば、マスメディアと個人による情報発信の対立、フラット化に伴う社会の変革と格差社会、匿名・通名と実名発言、インターネット上の公共性の保証といった内容です。
私自身は日本の商用インターネット立ち上げの頃からネットで情報の収集や発信を行ってきました。当時から匿名・通名発言の過激化や個人情報の流出といった問題に直面してきたので、かなり注意してきたつもりです。今公開しているブログに関してもできるだけ慎重に意見を述べてきており、また不必要な個人情報の公開を控えてきました。そうした経験があるにも関わらず、今回読んだ内容はやはりインターネットの怖さというものを再認識させるものでした。
みなさんも一度この本を読んで個人による情報発信について考えてみてはいかがでしょうか。
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