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「その数学が戦略を決める」 [自己研鑽]

最初にこの本を見つけたとき、ちょうど会社の会計とかコスト削減の本がいくつか出ていたときだったのでこれもその類かと思いましたが全然ちがいました。

この本はビジネス(プロフィット)に関わる話です。”数学”というタイトルは統計や回帰分析を指しています。
昔ならば手計算をしていた回帰分析。とてもビジネスで使える状態にはなく、感と経験と度胸(KKD)に頼る経営が行われていました。しかし今や相当なコンピューティングパワーのあるPCが安価に入手できる時代。回帰分析は非常に有効なビジネス手段となりました。それを活用しているのがAmazonのリコメンドなどです。いままで頼っていたKKDではなく、回帰分析を活用することで成功する確率の高いビジネスが展開できるようになってきました。
 どういったところで統計・回帰分析が行われているのか、なぜ今回帰分析なのかといったことが解説されている内容です。もちろん回帰分析はあくまでも確率論ですから最後の最後はKKDです。しかしデータのなかった頃とは違う意味でKKDが必要になってきているということがわかると思います。


その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める

  • 作者: イアン・エアーズ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: 単行本



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