『「クラウド・ビジネス」入門 -世界を変える情報革命』

発売は2009年2月。その頃でしたらちょうど良い内容だったかもしれないな～。
半年ちょっと経過した現時点（2009年11月）だと、クラウドニュースもひと段落。実際に導入の検討していたり、導入の検討を進めていたりと2月とはちょっと状況が違うかもしれません。

ただ、今までは「クラウドなんてうちは関係ない」と思っていた中小・中堅企業のIT担当もしくは経営陣には読んで欲しいものです。これまでの遅れを一気に取り戻せます。

クラウド・コンピューティングというのは一種のバズワードかもしれませんが、しかし実現しているサービスは今までのITをがらりと変えるものです。中小・中堅企業からみれば、高価で手の出なかった環境・ソフトウェアがサービスという形で入手できるようになるものです。当然産業構造も変わってくる可能性があります。
先日のNHKの番組で日本の産業のピラミッド構造が崩壊し、Web型（くもの巣型／ネットワーク型）に変わってきていると述べていましたが、クラウドはまさにWeb型の産業向けのものです。

そして・・・・IT産業のピラミッド構造も一気に崩壊する可能性が高い。小さいソフトハウスでも世界進出できる可能性を秘めているのです。

そんなクラウド・コンピューティングのビジネススタイルを知らないというのは企業にとって損です。今まで「クラウドなんて」と思っていた方々にはこの本から何かを感じ取ってもらいたいと思います。

クラウドの世界にどっぷり浸かっている方には釈迦に説法、な内容ですのであしからず。

「クラウド・ビジネス」入門 -世界を変える情報革命

• 作者: 林 雅之
• 出版社/メーカー: 創元社
• 発売日: 2009/02/21
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

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