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「ソーシャルゲームはなぜハマるのか」 [雑感]

ここ数年、特に最近「ソーシャルゲーム」が非常に話題になっています。そして最近の「ガチャコンプ」問題・・。
ご存じの方も多いとは思いますが、「ソーシャルゲーム」と呼ばれているものの多くは大したゲームではありません。非常に簡単な内容のゲームです。それなのになぜみんなゲームにはまっていくのか、それを解説したのが本書ではないかと思います。
今のように過当競争になる少し前のものですが、今も十分にあてはまる部分があります。

実際にゲームをやっている自分の知り合いに本書を見せたところ『あてはまるなー』と言っていたので間違いない。みなさんもどうして自分がソーシャルゲームにはまってしまうのか一度確認してみませんか。そして少し斜めからソーシャルゲームをみて「これは自分が狙われている・・・」という点を確認してみましょう。

なお、本書ではあまり「ゲーミフィケーション」については記載されていないように思います。ソーシャルゲーム以外の世界での「ゲーミフィケーション」について知りたい場合は他の書籍をあたられたほうがよいと思います。


ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足

ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足

  • 作者: 深田 浩嗣
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2011/09/14
  • メディア: 単行本



「グーグル ネット覇者の真実」 [雑感]

「グーグル ネット覇者の真実」
Googleという会社やそこで提供されているサービスがどういった思いでつくられているかがよくわかる内容。

『Don't be evil』という標語はGoogleの考え方を示す言葉として有名ですが、それがどうやって生まれたかも書かれていました。また、クラウドコンピューティングがいかに生まれたのか、そしてGoogleがクラウドコンピューティングサービスをどうやって大きくしてきたのがも解説されています。

Googleではその立ち上げ時からサービスオペレーションが無人、ないしはごく少数の人間で行うことを前提に考えられていたんですね。だからこそ今のクラウドコンピューティング・クラウドサービスが生まれた。人間を介さないことでどんどんスケールするサービスになっていけたというわけです。

その他、一般企業とは異なる考え方がいっぱいつまっているのがGoogle、もっと言えば一般企業と同じ考え方がないのではないかとも思えるのがGoogleという企業というわけです。

そんなGoogleも企業規模拡大に伴い一般企業並みの部分が出てくる。それがGoogleの変質ともいえる部分です。そんな変質も本書を読むと良くわかる。

もしかすると新しいサービス、新しい会社を立ち上げようという人にとってこれほど有用な情報はないんじゃないかな?あのGoogleの起業から頂点、そして他のサービスに追い抜かれる10年ほどの様子を追体験できるのですから。


グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

  • 作者: スティーブン・レヴィ
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/12/16
  • メディア: 単行本



「ソフトウェアテストの教科書」 [プログラミング]

皆さんはテスト項目をちゃんと網羅できていますか?網羅できているという根拠は明確ですか?
自分ではちゃんとやってきて、根拠も覚えているつもりでしたが最近自信がなくなったので買ってきました「ソフトウェアテストの教科書」。

方法論のところは”10年以上前の本か?”と思うくらい古いままで、テストファーストとかのことに一切触れていない点が残念ではありますが、個人的な目的であるテスト項目が適切か、網羅されているかをちゃんとおさらいできてよかったです。

テストファーストか、昔ながらのコーディングー>テストという手順を踏むかは別にしても、そのテスト内容が適切でない、不十分なものであったならまったく意味を成しません。適切で十分かどうかの内容はおそらくずっと昔から変わらないものでしょうから、こうした書籍などでしっかり押さえておきましょう。


【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践

【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践

  • 作者: 石原 一宏
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2012/02/01
  • メディア: 単行本



ブログレポート 2012年1月分 [雑感]

ブログレポート公開。

あまりまめに書いていないですからねー。アクセス数があるだけでもありがたいです。

2012年1月 43,648 アクセス
2011年12月 48,474 アクセス

さて、次はどの程度かな?

「Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道」 [プログラミング]

「Clean Coder」というタイトルを見た時、その内容は「Clean Code」つまりいかに綺麗な(わかりやすいといったほうがいいのかもしれないが)コードを書くというものだと想像していました。

でも、全然違いました。「Clean」とは『清潔な』『道徳的に汚れのない』という意味のほうが正しかった。つまり、職業プログラマ(プロ)とは(最低限)どうあるべきか、何をしなければならないのか、といったことをまとめたものでした。自分自身「一応」プロであると思っていましたけど、思い上がりもいいところかもしれない、と本書を読んで思いました。ちゃんとNOと言えているのか、YESと言えているのか、自分自身の研鑽をちゃんとやっているのか、いろいろ思うところがありました。

できれば本書は若い方に読んで欲しいですね。早期にプロとはどうあるべきかをちゃんと理解して欲しいから。本書のサブタイトルのとおり「プロフェッショナルプログラマへの道」がここに描かえれています。ぜひ、本当のプロになってください。


Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道

Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道

  • 作者: Robert C. Martin
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/01/27
  • メディア: 大型本



Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

  • 作者: Robert C. Martin
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2009/05/28
  • メディア: 大型本



Android Design Guidelineが登場〜 [スマートフォン]

Android Design というデザイガイドラインが登場しました〜。

長いです〜。今までのドキュメント量から考えると何倍もの分量です。半分「今更」と思い、半分「デバイスやOSのフラグメント化が進んでいるからな〜その対策かな」などと勘ぐったりして。
自分のためにも翻訳版ができる・作れるといいなー・・・とは思っております。

(ご本家さんが、日本語化しそうな気もしますが・・・)

「iOSプログラミング 第2版」 [スマートフォン]

初心者向けでは物足りない、といってそれほど中・上級者ではないという方向けの内容の書籍。
どういった仕掛けで動いているのか、CoreDataを使ったデータストアなど他の初心者・初級者向けの本とは違ったアプローチなので、「へー、こんなんなってんだ」と気づかされる内容もいくつかありました。初心者・初級者を脱したいひと向けかな。

ちなみに、以下のような内容を取り扱っています(登場順)
・Core Location
・MapKit
 (いきなりこの2つが登場するところからして、初心者本ではないですよね)
・UIView
・ViewController
・UITableviewController
・UINavigationController
・UIPopoverController
・UITableViewCell
・Core Data
・UIResponder
・Instruments
・Core Animation
・CAAnimation
・UIWebView
・UISplitViewController
・Push Notificatoin

なお、Xcode4とiOS5に対応とされていますが、新しいメモリ管理(ARC)やストーリーボードについては一切記述がありません。(これらの情報があればベストだったのだけど・・・)
iOS4.x時代の延長的な内容と思ってください。


iOSプログラミング 第2版

iOSプログラミング 第2版

  • 作者: アーロン・ヒレガス
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2011/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




新しいところは以下の書籍に期待かなー。


詳解 Objective-C 2.0 第3版

詳解 Objective-C 2.0 第3版

  • 作者: 荻原 剛志
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2011/12/28
  • メディア: 大型本



エキスパートObjective-Cプログラミング -iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド-

エキスパートObjective-Cプログラミング -iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド-

  • 作者: 坂本 一樹
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2011/11/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「リーンソフトウェア開発と組織改革」 [プロジェクト管理]

この書籍は読み物としてとても面白い。
『そうそう、こういう問題があるんだよ』『こうすればうまくいくんだよなー』『これをやれば改善できるかも』・・・本当に共感できる部分がたくさんあります。
また読んでいると稼働率に関する内容で「ザ・ベロシティ」で登場するようなシーンが出てきます。ソフトウェア開発でも製品製造でも同じなんだなーと実感します。

読み物として面白いのは共感できるから。では実践はというと・・・難しいところがあるんだろうなー。
確かにできるものもあると思います。でも、リーン開発(とかアジャイル開発とか)ってやろうとすると社内の抵抗に遭いませんか?今までのやり方だとほぼ間違いなく失敗する、だからこそ新しいやり方で進めなければならないのに、「今までのやり方は標準だから変えてはいけない」的な圧力・抵抗が出てくる。リーン開発(やアジャイル開発)はもうそれほど新しいものではありません。なのに新しいものとして取り組まなければならない・・・。だから「読み物」としては面白い、となってしまうのです。
実践しようとするならば、組織の抵抗を乗り越えるんだという強い意志が必要だと思います。


ただ、組織の抵抗を乗り越えるためのヒントが掲載されていたのでそれを紹介しておきましょう。
トヨタのかんばん方式を確立した大野耐一氏の言葉ということなので、その筋の方には説得力があると思います。
 「標準というものを最善だとおもったらもういかん。標準というのは、改善するためのひとつのベースであってね。」
 この言葉が強い味方になるはずです。



リーンソフトウェア開発と組織改革

リーンソフトウェア開発と組織改革

  • 作者: Mary and Tom Poppendieck 著、 依田光江 翻訳、 依田智夫 監訳
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2010/10/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




ザ・ベロシティ

ザ・ベロシティ

  • 作者: ディー・ジェイコブ
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ITエンジニアを燃え尽き症候群に陥らせる10のわな [雑感]

Cnet newsで「燃え尽き症候群に陥らせないために・・ITプロフェッショナルが避けるべき10の行動」というものが紹介されていました。

10の行動そのものは正しいと思うんですよねー。でも、そうさせている雰囲気が周囲にないでしょうか?
ということで今回はその10の行動に対して突っ込みをいれる形で「燃え尽き症候群に陥らせる10のわな」という形で紹介しちゃいます。

#1 絶対にNOと言わない
 というより「NOと言わせない」雰囲気ない?本当にNOと言えます??

#2 休暇を取らない
 あまり休暇を取ると査定に影響するんだよねえー。とれるものなら有給休暇消化したいのだけどね・・。

#3 昼食を抜く
 あまり昼食を抜くことはないとは思うけど・・・、13時に打ち合わせ設定されたら昼食取る暇なくなるんですけど・・。

#4 異常なほどの長時間残業を続ける
 長いデスマーチで自然とそうなっていく・・・。帰りたいのはやまやま・・・。好きでやっているわけではない。

#5 家族との時間をないがしろにする
 ないがしろにしたくないから結婚しなくなる? 『だって面倒じゃん、』って思考回路を組み込まれた気がする。

#6 健康に気を遣わない
 (ジャンクフード万歳!) 健康に気を遣うことができるなら燃え尽き症候群にはならない。

#7 趣味の時間を削る
 だってプログラミングが趣味なんだって・・・

#8 独力で行う
 他にやる人いますか?みんな手一杯でしょう?(お前以外手の空いているやついないんだ!!)

#9 周囲に過度の期待を抱かせる
 周囲(もといPM)が過度の期待を抱く・・・

#10 徹夜する
 「明日までに終わらせろ」「進捗が悪いぞ」と言って暗黙のプレッシャーをかけるというケースもあるけど、うるさい人がいないほうが仕事が進む・・・って考えてることもある(実際よく進む・・・)


あてはまる人、手を挙げて!!

ブログレポート 2011年12月分 [雑感]

ブログレポート 2011年12月分公開

2011年12月 48,474 アクセス
2011年11月 51,852 アクセス

まあ、こんなものですよ。。。

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