概念データモデリング [アーキテクト]
最近のソフトウェア業界の流行として、個別最適から全体最適へという動きがある。
こうした動きのなかで従来よりその重みを増したのが概念データモデリングである。
ITアーキテクトVol9ではその概念データモデリングを特集している。
従来はアプリケーション毎にデータモデリングをしていた。この時代は概念データモデリングと論理データモデリングにおおきな境界はなかったように思う。しかし、それでは個々のシステムの統合がうまくいかないということで全社データを対象としてデータモデリングをすることになるのだが、こうなってくると概念データモデリングをしっかりと行いプログラムからデータを「独立」させて考える必要が出てくる。今後はアプリケーションによってデータを定義するのではなく、アプリケーションは全社統合データからどのようにデータを取得すべきか、という逆転の発想をしなければならない。そういった意味で概念データモデリングが重要になってくる。
なお、ITアーキテクトでは特定のモデリング手法を紹介しているわけではない。
こうした概念データモデリングを行う際には先日紹介したT字形ERデータベース設計論を適用するのがよいのではないかと思う。
ITアーキテクト Vol.9―ITシステムを”創る”人のための技術情報誌 (9)
- 作者:
- 出版社/メーカー: アイ・ディ・ジー・ジャパン
- 発売日: 2007/01
- メディア: 大型本
データベース設計論 T字形ER―関係モデルとオジブェクト指向の統合をめざして
- 作者: 佐藤 正美
- 出版社/メーカー: ソフトリサーチセンター
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
何言っているか、わからないですね。ぜひ、ITアーキテクトVol9を読んでくださいということです。
by たーとる (2007-01-28 00:29)