「ファシリテーター完全教本」 [プロジェクト管理]
ファシリテーターとはこうあるべき、ということを教科書的存在です。
この本ではファシリテーターは会議のコンテンツ(議題)には基本的に関与せず、プロセス(進め方)だけに介入するように教えています。ファシリテーターはコンテンツの内容決定に関与してはならないのです。会議が間違った方向に向かいそう、または停滞しそうなときに適切な言葉でプロセス進行を助ける役割をします。ファシリテーターは参加している人の感情なども考慮しながらプロセスを適正化しなければなりません。そういった意味で真の意味でのファシリテータとなるのは結構しんどいのかもしれません。
世の中にはファシリテーション・リーダーシップという内容の本もありますが、プロセスだけに関与するファシリテータがどうやってリーダーシップをとるのか、そのあたりをどう解釈しどう解決しているのか興味があります。機会があったらそちらも紹介したいと思います。
ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて
- 作者: ロジャー・シュワーツ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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