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「ITアーキテクトのためのシステム設計完全ガイド 2008」 [アーキテクト]

以前ITアーキテクトという職種はないという記事を引用しましたが、それでも世の中にはITアーキテクトと呼ばれる方々がいます。以前は職種ではなく視点だという意見ですが、ITアーキテクトと呼ばれる方々は必要な視点を持ち合わせている方々であるということになります。

今回紹介する「システム設計完全ガイド」はそういったITアーキテクトとして必要な知識を盛り込んだ本です。

この本では
 ・ITアーキテクトの仕事
 ・アーキテクチャ設計
 ・(実践として)Webアーキテクチャ
 ・最新技術
といったことを紹介しています。

 やらなければならないことは、要件定義から参加し適切なアーキテクチャを選択するため、実際のソフトウェアの概要設計と詳細設計の指導、運用関係の考慮、インフラに関する知識、さらには将来に渡ってシステムを維持し続ける考慮など、本当にさまざまなことを知っておかなければならないことがわかります。

 この本1冊でおおよそITアーキテクトが考えなければならないことがすべて盛り込まれているといってもよいと思います。
上位のITシステム設計者を目指す方は必読でしょう。

ITアーキテクトという職種はない
ITProで”ITアーキテクトは「職種」から「視点」へ”という記事がありました。

ITアーキテクトという「職種」はなく、各設計者がもつべき「視点」であるという内容です。

確かにそのとおりだな~、と思います。

仮にITアーキテクトという職種があったとして、その人だけが全体を俯瞰し設計を決めればよいのかといえば、そうではないと思います。インフラ担当やDB設計者であってもアプリ設計のイメージを持たないとよいものはできませんし、アプリ設計担当者もインフラやDBに対して意見を言えるよう全体を把握しないとベストなアプリケーションはできません。
このように担当する全員がシステム全体を俯瞰するイメージを共有してこそ全体最適が実現するわけで、ITアーキテクトとはそうしたイメージの共有を意味するもの、という位置づけのほうが正しいかもしれません。

とはいえ、このイメージの共有・一本化を図る人が必要なわけでそれをPMに頼るのは大変かも。ITアーキテクトという職種はないにしろ、主任設計者というまとめる立場の人は必ず必要になると思います。




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