「仮説思考」 [自己研鑽]
とある書店で平積みされていたので読んでみました。
今まで”提案型SE”などで仮説思考そのものは利用してきましたが、この本はその教科書となるようなものです。仮設思考そのものはどんな場面でも利用できます。仮説思考の反対語として”網羅思考”というものがあります。すべての情報を収集し、それから判断するというものです。確かにすべての情報を精査して意思決定すれば確かなものになりそうですが、実は多量の情報に惑わされてしまい本質か見えなくなる可能性があります。また全ての情報を精査しているだけの時間はありません。すべての情報を網羅するのではなく、いくつかの仮説をたててそれを検証していくほうがより早く意思決定ができます。仮説が間違っているかもしれませんが、それは検証過程で判断できます。人の考えは意外と本質に近いところをついているもので、仮説が大きく間違っていることはそれほどないそうです。
この検証で使用するのが「意思決定を支えるビジネスインテリジェンス」というわけです。
仮説思考はビジネスパーソンは身につけておきたいものです。ぜひ、この本で仮説思考を学んでください。
意思決定を支えるビジネスインテリジェンス―企業情報を見える化する実践的アプローチ
- 作者: Elizabeth Vitt
- 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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