「ペーパープロトタイピング」 [アーキテクト]
ユーザビリティを確保するための効率的なプロトタイピング手法ということで「ペーパープロトタイピング」を紹介します。
これはその名の通り、画面(UI)を手書きでユーザに提示し、フィードバックを得ようというものです。
UIを確認する場合、何らかの形でモックをつくりそれをユーザに提示して確認することが多いと思いますが、この場合変更が多いとその分手間がかかります。また、モックを作ってしまうと表示位置は文字の大きさや色、背景などに囚われてしまい肝心な機能部分が何も確認されないということによく陥ります。手書きであれば、そうした細かい点には議論が至らず機能面での確認に集中できるというものです。
なお、ペーパープロトタイピングでは操作性なども確認のポイントとなるため、画面の細かな説明はしません。ユーザに最初の画面からXXXを実行して欲しい(例えば受注を入力して欲しい)といった最終目標だけを告げます。ここでユーザが操作を悩むようであれば、ユーザビリティが悪く各ユーザに操作手順を説明しなければならないことになります。何も説明しなくても操作が完了するようであれば、操作手順が直感的でわかりやすくユーザ教育もほとんど必要ないということになります。
実際の現場でどれだけ効果があがるか不安な面もありますが、実施してみる価値は十分にあると思います。特にユーザの特定されない製品やサービスではこの方法でマニュアルの不要な画面を作り出すことが重要と思います。
これはその名の通り、画面(UI)を手書きでユーザに提示し、フィードバックを得ようというものです。
UIを確認する場合、何らかの形でモックをつくりそれをユーザに提示して確認することが多いと思いますが、この場合変更が多いとその分手間がかかります。また、モックを作ってしまうと表示位置は文字の大きさや色、背景などに囚われてしまい肝心な機能部分が何も確認されないということによく陥ります。手書きであれば、そうした細かい点には議論が至らず機能面での確認に集中できるというものです。
なお、ペーパープロトタイピングでは操作性なども確認のポイントとなるため、画面の細かな説明はしません。ユーザに最初の画面からXXXを実行して欲しい(例えば受注を入力して欲しい)といった最終目標だけを告げます。ここでユーザが操作を悩むようであれば、ユーザビリティが悪く各ユーザに操作手順を説明しなければならないことになります。何も説明しなくても操作が完了するようであれば、操作手順が直感的でわかりやすくユーザ教育もほとんど必要ないということになります。
実際の現場でどれだけ効果があがるか不安な面もありますが、実施してみる価値は十分にあると思います。特にユーザの特定されない製品やサービスではこの方法でマニュアルの不要な画面を作り出すことが重要と思います。
ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする
- 作者: Carolyn Snyder
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
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