「新版 目標管理の本質」 [自己研鑽]
「脱予算経営」と合わせて考えなければならないのが目標管理(MBO)。このMBOの意味を間違えると脱予算経営どころか予算管理経営さえ成り立ちません。MBOの正しい解釈は「目標を手がかりとした管理、そして自己コントロールによる目標実現」です。
命令なき管理でなければならないのです。MBOは決してノルマ達成を目的としたものではないのです。こうした目標管理がベースにあってこそ脱予算経営は成り立ちます。ですから、脱予算経営を実現するには「目標管理」もともに学ばなければなりません。
ということで「新版 目標管理の本質」をお薦めします。
命令なき管理でなければならないのです。MBOは決してノルマ達成を目的としたものではないのです。こうした目標管理がベースにあってこそ脱予算経営は成り立ちます。ですから、脱予算経営を実現するには「目標管理」もともに学ばなければなりません。
ということで「新版 目標管理の本質」をお薦めします。
新版 目標管理の本質―個人の充足感と組織の成果を高める (戦略ブレーンブックスシリーズ)
- 作者: 五十嵐 英憲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
「脱予算経営」
このブログでは何回も紹介してきたかもしれません。「脱予算経営」(Beyond Budgeting)
市場の変化のスピードが以前より格段に早くなった現代、1年以上先の予算を計画することに何の意味があるでしょう。1年以上先はまさに闇。何が起こるかわからない不確定な状況です。そんな中で立てられた予算にしたがって業務を遂行するというのはある意味危険なのではないでしょうか?また、予算を達成したらそれで終わりなのでしょうか?予算以上に売上・利益を伸ばすという努力はしなくてもよいのでしょうか?そうしたことを考えると予算による経営管理というものに限界がきているのではないかと思います。そこで出てくるのが「脱予算経営」です。脱予算経営では権限の委譲を行い、各自が最善を尽くすことを求めます。最高の効率で最大の利益を出すのが目標です。そうした業務遂行の仕方によって経営管理を行っていきます。
言うのは簡単ですが、おそらく的確に実行するには企業内全員の意識改革と努力が必要な方法です。
しかし、これを実行しないと不確定な予算に縛られた企業運営しかできません。不確定な予算というリスクをとるか、それとも企業内の意識改革というリスクをとるか、企業の存続がかかるテーマになるかもしれません。
そこまで考えても実行する価値がある考え方だろうと私は思います。この脱予算経営が個人の目標管理に結びつき、企業は良い方向に回転していく、そのように信じます。
本の中には海外企業の事例がいくつも掲載されています。しかし、まだ日本の事例には出会ったことがありません。御社が最初の事例になってみませんか?
コメント 0