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「セイラー教授の行動経済学入門」 [自己研鑽]

 ”古典”経済学は「人間は合理的な判断をする」という前提条件のもとで理論が構築されています。
 しかしこの本で挙げられているように実際にはそんな合理的な判断などしていません。多くの人は心理的なバイアスがかかった状態で判断をします。それはおそらく”古典”経済学者でも同じでしょう。
 そうした人間の心理も加味した経済学、それが行動経済学です。この本ではほとんどが”古典”経済学の反証にあてられているため、心理的バイアスを考慮した経済学としか捉えられませんでした。反証だけではなにか新しい発見というものは出てきませんね。この本ではそういった状況までしか説明されていません。
 だから『入門』なのかもしれません。それにしても『入門』にしては難しかった・・・。


セイラー教授の行動経済学入門

セイラー教授の行動経済学入門

  • 作者: リチャード・セイラー
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/10/27
  • メディア: 単行本



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