「明日は誰のものか イノベーションの最終解」 [自己研鑽]
「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解」ときてその最後にあたるものが本書です。
今までの2冊でイノベーションの分類、そしてその組織としての対応を見てきました。本書では”破壊的イノベーション”の起こる兆候(シグナル)やそのターゲットとされる顧客、そして実際にそれを引き起こしてきた企業や既存企業がどのような状態になったかを説明しています。”破壊的イノベーション”は避けることのできないものです。できればその流れに逆らわず、自らもイノベーションを起こしていきたい。そうした場合に何を見ていればよいのか、どのように対応すればよいのか、そしてその次に現われるであろう”破壊的イノベーション”とはなんであろうか、ということを考える内容となっています。
”破壊的イノベーション”のシグナルやターゲットとされる顧客が何であるか、これがわかるだけでもこれからの方向を見定めることができるかもしれません。
今までの2冊でイノベーションの分類、そしてその組織としての対応を見てきました。本書では”破壊的イノベーション”の起こる兆候(シグナル)やそのターゲットとされる顧客、そして実際にそれを引き起こしてきた企業や既存企業がどのような状態になったかを説明しています。”破壊的イノベーション”は避けることのできないものです。できればその流れに逆らわず、自らもイノベーションを起こしていきたい。そうした場合に何を見ていればよいのか、どのように対応すればよいのか、そしてその次に現われるであろう”破壊的イノベーション”とはなんであろうか、ということを考える内容となっています。
”破壊的イノベーション”のシグナルやターゲットとされる顧客が何であるか、これがわかるだけでもこれからの方向を見定めることができるかもしれません。
「イノベーションへの解」
「イノベーションへの解」は「イノベーションのジレンマ」の続編にあたる本です。
「イノベーションのジレンマ」ではイノベーションを”持続的技術”と”破壊的技術”に分類しました。そして”持続的技術”はどこかで”破壊的技術”に凌駕される、ということを紹介しました。
「イノベーションへの解」では”持続的成長”を行いながら”破壊的技術”を生みだす組織にするにはどうすればよいのか、また”破壊的技術”のマーケットのポジショニング戦略はどうすべきか、といった分野の解を出しています。
”破壊的技術”もそのポジショニング戦略を間違えるとすぐに自分の技術に押しつぶされ、価格競争に呑み込まれてしまいます。そうした価格競争にはできるだけならないようにし、かつ”持続的技術”と対抗していくためのポジショニング戦略が求められます。
また、通常の企業では成長路線を壊さないためにも”破壊的技術”への投資というものは抑えられがちになります。そうならないための組織の工夫などが必要です。
企業の継続性を維持するためにもこのイノベーションのジレンマには対応していかなければなりません。「イノベーションの解」はそのための1冊だと思います。
イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)作者: クレイトン・クリステンセン出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2003/12/13メディア: 単行本
明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 単行本
イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2003/12/13
- メディア: 単行本
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
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