ITサービス化で読み直す:「ゴールドラット博士のコストに縛られるな!」 [自己研鑽]
以前はアジャイルプロジェクトという側面からゴールドラット博士のスループット会計を考えてみたわけですが、月日が経ち別の観点も登場してきました。それはITのサービス化にともなうもの。
ITのサービス化という視点でこの本を読み直すとやっぱり適用できるし、適用しないといけないよな~と感じます。
計算式はほぼそのまま使えるはず。おそらくITILのサービス戦略に係わることだと思いますが、例えばクラウド/仮想化環境を用意してサービスを提供する場合に、どのサービスに注力すべきかなどはこのスループット会計を用いて考える必要があるのだと思います。
うん、間違いない。絶対にこのやり方ができるはず。
うまくサービスマネジメントの中に組み込めるかな~。
ITのサービス化という視点でこの本を読み直すとやっぱり適用できるし、適用しないといけないよな~と感じます。
計算式はほぼそのまま使えるはず。おそらくITILのサービス戦略に係わることだと思いますが、例えばクラウド/仮想化環境を用意してサービスを提供する場合に、どのサービスに注力すべきかなどはこのスループット会計を用いて考える必要があるのだと思います。
うん、間違いない。絶対にこのやり方ができるはず。
うまくサービスマネジメントの中に組み込めるかな~。
「ゴールドラット博士のコストに縛られるな!」
「ザ・ゴール」で有名となったTOC(制約条件の理論)の解説本といえばよろしいでしょうか。
従来の製造原価などで管理する”コスト会計”とは異なり、スループットで管理する”スループット会計”をベースに意思決定するための考え方が書かれています。”コスト会計”では在庫を実際には負債であるのに資産であるかのような扱いをします。このため、在庫削減をするとコスト会計上マイナス評価になることがあります。昔の生産環境ではあまり問題になりませんでしたが、最近のITや機械化といった環境ではマイナス面が大きくなってきました。このためにまとめられたのが”スループット会計”です。今まで”コスト会計”で考えていた人たちには大きな発想の転換が必要になります。しかしトヨタのカンバン方式などはこのスループット会計を実践したものとして有名であり、これからの主要な生産管理の手段となるはずです。
日本語版ではスケジュール構築法など、原著の後半部分が”専門的でありすぎるため”省略されています。興味のある方は原著を読まれるとよいでしょう。
なお、私はこれを”アジャイルソフトウェアマネジメント”で利用するために学んだわけですが、PMOから”コスト会計”主義での管理を求められている状況で、”スループット会計”の管理を押し通してうまくいくのだろうか、という点が心配になっています。この点はもう少し研究しないといけないな、と思っています。
ゴールドラット博士のコストに縛られるな! 利益を最大化するTOC意思決定プロセス
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/03/04
- メディア: 単行本
The Haystack Syndrome: Sifting Information Out of the Data Ocean
- 作者: Eliyahu M. Goldratt
- 出版社/メーカー: North River Pr
- 発売日: 1991/01
- メディア: ハードカバー
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