「外貨崩落」 [Money]
こんな荒れた為替相場のときだからこそ読む本だと思います。
昨年までは外貨は右肩上がりで、『簡単に儲かる』などと謳ったFX本が多数出回っていたと思います。この本は違います。その後のサブプライムローン問題を発端とする円キャリー巻戻しによる相場変動をくぐりぬけてきて、さらに今後のドル下落をも乗り切るための本です。初心者でもわかりやすく最初からちゃんと説明されています。その上でFXトレーダーにも有効な本であると思います。ぜひ、荒れ模様が予想される11月までには読んでください。
なお、この本では円金利は今後3年上昇すると予測されています。(通常なら円高になるでしょうね)
3年後、2010年までは円高傾向が続くという「黄金の相場学」の予測と偶然にも一致します。
ここ10年レベルの相場観で書かれた本書、30年以上の相場の波動から導かれた「黄金の相場学」、この両者が一致した方向性を持つということはかなり興味深いと思います。
外貨崩落 生き残る人は知っているもう1つのシナリオ ~FX、外貨預金、外貨投資信託 崩壊 円キャリー・トレード
- 作者: 松田 哲
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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