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関東圏JR改札不具合に関連して [プログラミング]

関東圏で発生した(主としてJR東日本の)自動改札で発生した問題は2バイト分の処理ミスだったらしいですね。

そんな話をきいて、昔々に起こったアメリカの電話大規模システムダウンの話を思い出しました。
プログラムをやっている方ならわかると思いますが、原因はたった一文字、if文の}の位置を間違えただけのものでした。
もっと直接的に言えばC言語でif文に括弧をつけるかつけないかの違いだけ。
 ちょっとみると正しいプログラムに見えるのですが、気をつけてみるとミスだったというわけです。
しかしこの間違いの影響で、本来バックアップするはずの地域毎の交換機に影響が波及。同じプログラムが動いていた交換機なので負荷が高まって同じバグが発生してダウン、と次々に交換機をダウンさせる結果となりました。
もちろんダウンしたらすぐに再起動がかかるんですが、全米でダウンを再起動を繰り返しているのでまったくバックアップが機能せず。1日だったかそこら原因不明でシステムが停止したはずです。最初は当時流行っていたクラッカー(ハッカーといったら皆さんわかりやすいでしょうか。私達プログラマーはハッカーでも悪い奴らをクラッカーと呼んで区別します)の仕業という噂も出ました。(ちょうど別の事件でクラッカーがシステム破壊をしていたので)
結局プログラムミス。ちょっと見ただけでは正しいプログラムに見えてしまうので、なかなか気がつかなかったという不運なことも原因究明の遅れにつながりました。
 本当にたった一文字です。コンピュータは1文字の不正も許してくれません。コンピュータが社会に浸透していく一方プログラマはいつまでたっても人間ですから、こうした不良との闘いは続くのです。社会基盤を担当するプログラマは今回の事件を聞いて胃が痛む思いをしていると思いますよ。

Trackback たかが2バイト・・・と侮るなかれってか?


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