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積水化学・IT業界への苦言 [雑感]

T Service Forum 2007で積水化学の方がITベンダーの「プログラミング軽視が使えないシステムを生む」と苦言を呈している。
IT業界ではオフショア開発と称して下流工程を海外企業に委託している。これが進んでいるため現場のSEがプログラミング技術の知識を持っていない。こうしたSEがシステムを提案・設計するので使えないシステムを生んでいる。

この事実は実際にソフトウェア企業に在籍する私も問題になると考えていた。下流工程を海外に委託して、国内人材開発はどうやってやるのか前から疑問に思っていた。私はできるだけcoreな部分は国内の人材でやっていきたいと思っていた。そのcoreな部分が固まり、あとは横展開する部分だけならば海外に委託してもよいだろうと。
しかし、会社としてはそのcoreな部分さえも海外に委託し原価を低減したいという。ではcoreな技術はどうやって継承するのだろうかと私は不思議でならなかった。
最近は上流から海外企業に参画させるというやり方も出てきている。それならば国内企業はどうやって生き延びるのだろう?自分自身で首を絞めているとしか思えない。

プログラミング、インフラ技術、顧客交渉、プロジェクトマネジメント、こうしたものをすべて理解してこそ本当の技術者だと私は理解している。これらにさらにプラスアルファの何かをもってはじめて生き延びる技術者になるだろうと私は考える。


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