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スルガ銀行vs日本IBM裁判 訴状内容が一部判明 [雑感]

スルガ銀行が日本IBMを提訴した裁判について、訴状の一部が明らかになりました

日本IBMからスルガ銀行にシステムを提案、それを受けてプロジェクトを開始したが要件定義が難航。3回も要件定義を繰り返し、(スルガ銀行が)受け入れられない機能削除と追加費用を日本IBMが要求、という状況のようです。

これで111億円の損害賠償ですか・・・。うーん、これで多額の損害賠償が認められるとIT企業は安易に提案が出来なくなりますね・・・。要件定義終了前にプロジェクトが中止になったからといって損害賠償を求められるならば、契約内容をよほど注意しないといけないな~。
要件定義が完了し開発の契約締結後に機能削除と追加費用要求、というのであればなんとなく理解はできるのですが・・・。

日経コンピュータ5月1日号で緊急特集として詳細を取り上げるそうです。ぜひ参考にしたいと思います。

スルガ銀行vs日本IBM 裁判開始
スルガ銀行vs日本IBMの裁判が開始しました。
日本IBMから訴状閲覧制限を申請しているため、内容は不明なのだそうです。
オープン勘定系パッケージ「NEFSS/Corebank」に関する裁判なので、他の顧客への波及を恐れたのでしょうか。なかなか厳重な対応です。ちょっと長くかかりそうですね。


スルガ銀行vs日本IBM 損害賠償111億円の行方
スルガ銀行が日本IBMを債務不履行で提訴したそうです。

損害賠償請求額は111億円。
2004年からIBMのオープン勘定系パッケージの導入、2008年1月稼働を目指してきましたが、開発遅れによって遅延していたそうです。このため、スルガ銀行は計画を中止することに。これによる債務不履行と逸失利益の賠償を求めて提訴となったそうです。

もちろん日本IBM側は契約上の責務は果たしているとコメント。

さてこの問題、どのように決着するでしょうか。

スルガ銀行は契約書の何をもって債務不履行としているのか、日本IBMは契約上の責務を果たしていると言えるのか、契約書のどういった点が争点になるのか興味があるところです。





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コメント 1

名無し

>IT企業は安易に提案が出来なくなりますね
09年度の工事進行基準への会計制度改正もあるし、提案に不安感を
抱く必要はないと思っています。
日本IBMは委託契約をしていただろうから、成果物を上げられなかったIBMの契約不履行という話になるはず。
by 名無し (2008-06-14 16:18) 

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