「クリエイティブ・クラスの世紀」

21世紀に入って、世界の経済情勢がなんとなく変化したと思いませんか？
その理由は産業構造が変わってきているからです。20世紀が製造業中心の産業構造とすれば、21世紀はクリエイティブ（知識労働、映画などの芸術系）な産業（これをクリエイティブクラスと呼んでいます）が主体になってきています。
しかし、アメリカではそのクリエイティブクラスの減少に危機感を持っています。今までクリエイティブクラスを支えてきたのは実は移民や留学生でした。しかし移民や留学生へのビザ発給が厳しくなった今、そうした移民や留学生はアメリカではなく別の国に移ってしまいました。その先はカナダ、英国、オーストラリア、NZなど。その地域ではクリエイティブクラスの成長が著しいようです。しかしアメリカはとても微妙・・・。そうした分析を行いながら、いかに時代がクリエイティブクラスが社会の中心になっているかを説明しています。
日本もある意味ではアメリカと同じ状況。しかも自分が所属するのはクリエイティブクラスと呼ばれる産業。今後どうなるか、少し心配です。

クリエイティブ・クラスの世紀

• 作者: リチャード・フロリダ
• 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
• 発売日: 2007/04/06
• メディア: 単行本

タグ：クリエイティブクラス 知識労働者