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「市場リスク 暴落は必然か」 [Money]

東洋経済の書評から

ブラックマンデー、LTCM、そしてサブプライム、結局どれも金融工学の進化から生まれた暴落のような気がします。
著者は仕組みの複雑性を問題として単純化と低レバレッジを解決策として提示していますが、実際の市場の動きはまったく逆でした。LTCM以後仕組みは複雑化ししかもグローバルに分散してしまった。結果がサブプライムローン問題です。
サブプライムローンの仕組み自体は簡単ですが、そのリスク分散と称する過程が複雑化の原因だった。これは金融工学が発達するが故の課題ではないでしょうか。

市場の動向を素直に考えると、金融工学の成熟・つまりリスクを適正に判断するという大きな課題をクリアしていかなければ、今後も暴落はおきると私は考えています。
IT技術者としては金融工学の成熟に寄与できればいいなとは思うのですが、、、金融工学の知識がないのでなかなか・・・。



市場リスク 暴落は必然か

市場リスク 暴落は必然か

  • 作者: リチャード・ブックステーバー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2008/05/22
  • メディア: 単行本



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