iPhone、日本の売れ行きは低調！？

世界では順調に推移しているiPhoneの売上ですが、日本は例外のようです。

アーリーアダプターが一気に購入に走りましたが、キャズムに墜ちたようですね。アーリーマジョリティを掴めていないようです。
このキャズムを生んだ一因が日本の携帯文化。

世界の中で、携帯が電話としてでなくコミュニケーション全般のツールとして発達したのは日本くらいではないでしょうか。
そのコミュニケーションツールとしてiPhoneは機能が足りない。例えば絵文字、例えばIC機能、例えばカメラ機能、そしてワンセグ。
日本の携帯にとっては生命線になってきている機能です。これらがなくてマジョリティを掴むのは難しかったのではないでしょうか。

PCを主として使っているインターネットユーザーには結構はまる製品だとは思います。しかし、携帯としてみると・・・。
日本の市場を押さえようと思ったら女性をもっと引き込まないと。そういったことは孫社長が一番知っていると思いましたが。

まあ、あのソフトバンクですから独自サービスをそろそろ出してきてもおかしくはないなとも思いますが。
スマートフォンもWindows Mobile、iPhone、Symbian、Android、LiMoと激戦になるでしょう。日本以外の世界を目指すか、日本を含んだ世界を目指すか、端末を作る側としては難しいところでしょうね。
キャリア側は国内市場を見ていますから、如何にマジョリティを掴むかの研究がこれから始まるでしょう。

キャズム

• 作者: ジェフリー・ムーア
• 出版社/メーカー: 翔泳社
• 発売日: 2002/01/23
• メディア: 単行本

ジェフリー・ムーアの「キャズム理論」がわかる本 (ポケット図解)

• 作者: 中野 明
• 出版社/メーカー: 秀和システム
• 発売日: 2008/04
• メディア: 単行本

タグ：iPhone キャズム