JTBグループがGmailに移行

JTBグループがGmailに移行をするそうです。

ユーザ数は約13,000。今まではExchange Serverを使用していたそうですが、メンテナンス切れを目処に切り替えを完了するとのこと。仮にExchange Serverを新規バージョンに入れ替えた場合には5年間で20億円必要であったものが、Gmailだと9億円と半額になることが要因のようです。

この例からもわかるとおり、SaaSは決してSMB向けのものではありません。要はオンプレミスの場合とSaaSの場合で費用などの面で優位性があるほうを選択するということです（当たり前ですけどね）。

　今回の事例で言えば費用面も効果が大ですが、JTBシステム部門はバージョンアップやセキュリティパッチ対応など運用面の煩雑さからも解放されます。JTBが本来注力しなければならない業務システムの検討・メンテナンスに注力できるという点も大きな効果ではないでしょうか。

　メールなど本来業務とは関係の薄いサービスはSaaS採用が増えていくものと考えられます。

タグ：Gmail Exchange Server SaaS JTB

コメント 2

なんで9億もかかるんですかね？
6000円/年のはずなんだけど。
一部の大学でGmail使っていますが、Googleのシステムは不安定なので、教員は別のメールアクセス手段を持っているのが普通です。
単にメールだけなら1000円/月でメールアーカイブまでやってくれる業者もあるので、同じ負担でより品質の高いサービスが受けられます。（カレンダーと容量以外は）
なんか別の付加サービスが付いているんでしょうか。
記者は疑問に思わなかったのかなぁ。
by miz (2008-11-22 20:46) 

確かに数字が合いませんね。単純に計算すると3.9億円。
残りは・・・。考えられるのは

・独自ドメイン
・メールアーカイブ（バックアップ）
・ウィルス対策
・内部統制対応など

あたりでしょうか？企業ユースだと99.9%を保証していますので一般利用者向けは問題ないのでしょう。
by たーとる (2008-11-22 21:35)