FSFがライセンス違反でCiscoを提訴

先日OSSのライセンスについての記事を投稿しましたが、まさに現実となりました。
FSFがGPLライセンス違反でCiscoを提訴。

GPLのソースコードを改変して使用する場合にはそのコードも公開しなければならない、という規定に違反しているという内容です。
ライセンスコストを避けるためにOSSを採用するケースが増えていますが、ライセンス条項はちゃんと存在し何をしてもよいというものではありません。ちゃんとライセンスを理解しましょう。

ソフトウェアライセンスの基礎知識

• 作者: 可知 豊
• 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
• 発売日: 2008/09/25
• メディア: 単行本

OSSのライセンス、ちゃんと理解していますか？？
OSS利用に絡んだ訴訟が増えている！？　皆さんはちゃんとライセンスを理解していますか？

OSSといっても何でもやっていいわけではありません。許可されていること、禁止されていること、やらなければならないことなどOSSでも権利と義務がしっかり定められています。

例えばGNU GPL。GPLではソースコードを開示しなければならないとされています。
ソニーがメモリWalkmanでlinuxを利用していますが、利用をマニュアルにしっかり明記しソースコードを公開していましたね。これはlinuxのライセンスGPLで規定されている義務なのです。

そうした義務や禁止事項を守らずに訴訟に至るケースが米国で増えているそうです。
OSSの利用の際にはしっかりとそのライセンスを確認するようにしましょう。

タグ：cisco FSF ライセンス違反 GPL