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クラウドコンピューティングの5つの神話 [SaaS&Cloud]

クラウドというキーワードだけでビジネスが成立しそうなくらい単語が先行しているところがあります。
そんなクラウドコンピューティングの5つの神話を検証した記事が出ています。

神話1:クラウドコンピューティングはSaaSやグリッドコンピューティング、ユーティリティコンピューティングと同じである。
 =>SaaSはサービスの手段、グリッドは技術的手段を指しているのであってクラウドとイコールではないですね。また決してユーティリティコンピューティングに限定もしていない(近いですけど)。集合としては重なりあっている部分も多々あるのですが、「同じ」とは言えないと思います。

神話2:クラウドコンピューティングは世界を席巻するようになる。
 =>大きくはなるでしょうけど・・・・。

神話3:競合する複数のクラウドコンピューティングサービスを利用することができる。
 =>今のところ、複数のクラウドコンピューティングサービスを利用できるような環境はそれほど整備されていません。
    競合ではなく連携という部分ではSalesforce+Google/Amazonといったように複数利用が可能になりつつありますが、普通は囲い込みをしたいと思うでしょうね。競合するクラウドを利用できるようにするという動きは第3者のサービスが出てこないと成立しないでしょうね・・・。競合するのに複数利用するというのもどうかと思いますし。 

神話4:スイッチ1つで自社のITをクラウドコンピューティングに移行することができる。
 =>それは無理!!Microsoftがオンプレミスとクラウドの対照ということを考えていますが、はじめからそのように設計すればの話。また、クラウドで何でもできるというのは幻想。

神話5:クラウドコンピューティングのプロバイダーは簡単に変更することができる。
 =>通常サービスの囲い込みを考えるでしょうから、「簡単に」変更できないでしょうね。そのうち移行サービスなんて商売が成立するようになるとは思いますけど。

私なりのコメントをつけましたが、記事ではもっとちゃんと考えて記載されています。いずれにしろ、クラウドコンピューティングがここしばらくの流行のような状況になるとは思いますが、できること/できないことをしっかり把握しクラウドを使ったらどれだけ効率が良くなるか、リスクはどこにあるかはしっかり見極めることは必要だと思います。

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