「個人主義と集団主義」 [自己研鑽]
「木を見る西洋人、森を見る東洋人」に引き続き、文化の多様性を学ぶ書籍です。
「個人主義と集団主義」
もちろん個人主義は西洋
そして集団主義はそれ以外です。あえてそれ以外としたのは実は個人主義的な考えを持つのは主として欧米だけで残りの人口の約7割は集団主義的な考えを持つそうです。
しかし欧米が世界の中心となっているため、個人主義=グローバルのような感覚にあるようです。
そのあたりは国際人権宣言などにも反映されており、一部個人主義的な考えで規定されている部分があるため東南アジアなどからは若干の反発があったとか・・。
ところで個人主義、集団主義といったものはどこで決まるのか、もしくは決まっているのか?それは「言外の前提」です。
「暗黙の了解」といいなおしてもよいかもしれませんね。そうした明文化されていないところなので、あちこちで紛争が起きたりします。
また、個人主義といってもまったく集団主義的な考えを持たないわけではありません。良い例が人種問題ではないでしょうか。欧米でも人種問題は取り沙汰されますよね。あれはあきらかに集団主義的な考えに基づくものです。逆に集団主義的主体のところでも個人主義が否定されているわけではありません。当然みんなその両者を持ち合わせつつ、「言外の前提」の中で振る舞いが決まってくるというわけです。
もう1つ面白い例があります。
有名なダーウィンの進化論
ダーウィン自身は生存競争を「個体」反応として考えています。しかし、おなじ進化論を今西博士は「種」の反応と考えています。こんなところにも個人主義、集団主義の違いが現われるんですね。
(私は今西博士の意見のほうが正しいような気がします)
このようなさまざまなものを個人主義、集団主義の両面から見る内容になっています。
自分自身がどちらの視点からでも見ることができるようになるためにも良い内容ではないかと思います。
「個人主義と集団主義」
もちろん個人主義は西洋
そして集団主義はそれ以外です。あえてそれ以外としたのは実は個人主義的な考えを持つのは主として欧米だけで残りの人口の約7割は集団主義的な考えを持つそうです。
しかし欧米が世界の中心となっているため、個人主義=グローバルのような感覚にあるようです。
そのあたりは国際人権宣言などにも反映されており、一部個人主義的な考えで規定されている部分があるため東南アジアなどからは若干の反発があったとか・・。
ところで個人主義、集団主義といったものはどこで決まるのか、もしくは決まっているのか?それは「言外の前提」です。
「暗黙の了解」といいなおしてもよいかもしれませんね。そうした明文化されていないところなので、あちこちで紛争が起きたりします。
また、個人主義といってもまったく集団主義的な考えを持たないわけではありません。良い例が人種問題ではないでしょうか。欧米でも人種問題は取り沙汰されますよね。あれはあきらかに集団主義的な考えに基づくものです。逆に集団主義的主体のところでも個人主義が否定されているわけではありません。当然みんなその両者を持ち合わせつつ、「言外の前提」の中で振る舞いが決まってくるというわけです。
もう1つ面白い例があります。
有名なダーウィンの進化論
ダーウィン自身は生存競争を「個体」反応として考えています。しかし、おなじ進化論を今西博士は「種」の反応と考えています。こんなところにも個人主義、集団主義の違いが現われるんですね。
(私は今西博士の意見のほうが正しいような気がします)
このようなさまざまなものを個人主義、集団主義の両面から見る内容になっています。
自分自身がどちらの視点からでも見ることができるようになるためにも良い内容ではないかと思います。
「木を見る西洋人 森を見る東洋人」
西洋人(主として米・西欧)と東洋人(主として中国・韓国・日本)の考え方の違いを分析したものです。
日本語版のタイトルがその違いを適切に表していますね。
西洋人は木を見る・・・個を中心に見る
東洋人は森を見る・・・まず全体を見る
考え方にしても、観察方法にしてもこのパターンがおおよそ適用できます。
ここから考えても個人を重要視しそこで自己主張をすることを是とする欧米、全体の中の一部としての自己を考え全体との協調を重視する東アジア、こういった言い方をしてもその違いがわかるのではないでしょうか。
以下略木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
- 作者: リチャード・E・ニスベット
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/06/04
- メディア: 単行本
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