「クラウドコンピューティングの幻想」

タイトルを聞くとクラウドコンピューティングのマイナス面を見ているようですがそうではありません。

最近の技術的な側面からのアプローチではなく、「ユーザ目線」から考えるクラウドコンピューティングの価値と意味を考えた本です。
クラウドコンピューティングを語るとき技術的な面ばかりを検討して、結局ユーザは何が嬉しいのかわからないことがあると思います。でもユーザから見れば、技術的な面というのは2次的なもので、クラウドコンピューティングになると何がうれしいのかはサービスの内容によって決まるはずです。その原点を見直す本の内容です。
ユーザの方がクラウドコンピューティングの本質を知るのにも良い本ですが、IT技術者が本来考えるべきことを思い出すためにも良い本ではないかと思います。

クラウドコンピューティングの幻想

• 作者: エリック・松永
• 出版社/メーカー: 技術評論社
• 発売日: 2009/03/19
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

タグ：書籍 サービス志向 顧客中心 クラウド・コンピューティング