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こころをわずらった人への対処法 [雑感]

@ITの記事「心をわずらった人への正しい対応方法は?」

この内容なんとなくわかります。私自身も似たような経験をしましたから。
その自分自身の経験から記事とはちょっと違うアプローチを紹介しましょう。

記事のようになにかおかしくなる原因って主として『孤立』にあると思うのです。
自分がPMなどになった場合には決断は自分でしなければならない。また問題も自分で解決しなければならない。
これだけならおかしくなることはありません。しかし、このストレスを発散する方法がなくなるのが『孤立』ではないかと思っています。記事にもありますが話を聴く(傾聴)するというのは一理あって、早期の段階ならば誰でもいいから話を聴いてもらうだけでストレスが発散できたりします。話すことで自分自身の中に解決策が生まれたりもするのです。
ところがそうした話す機会がなくなる『孤立』状態になると、どんどん状況は悪くなります。記事のような上司からの叱責や叱咤激励は『孤立』を一層深めます。
 こうした状況に陥る人って普段話すことでストレス解消しているのではないでしょうか?それが『孤立』状態になってストレス解消できず溜め込んでしまう。普段からよくおしゃべりする人が黙り込むようになったら黄色信号だと思ってもいいかもしれません。

それともう1つ。メンタルの問題は通常の精神科・神経科医師では解決しません。医師が行うのはメンタル面をマイナス方向に向かわせないための薬物療法。こころという見えないものにはアプローチしません。
最近はデイケアのような施設でこころのほうにアプローチするところも増えましたが、日本では原因に直接アプローチするようなやり方ではないようです(欧米では直接アプローチ法を行っているところもあります)。
簡単に言えば日本では今の感情はどうなのか?なぜそう思うのかを自分自身で考えさせるというアプローチです。
このような治療はうつ状態から寛解したころに行われますので、仕事など根本原因からすでに切り離されていることが多いと思います。そうなると根本原因にさかのぼってまでアプローチすることはあまりない。したがって根本原因解消には至らないケースもあるのです。ましてこのような治療を行っている施設はまだまだ少ない。
 メンタルの治療とその他の一般疾病と同じに考え医者がすべて治療すると思っている方も多いと思いますが実は違うのです。その点をよく理解して欲しいと思います。

 一般疾病と同じ部分が1つあります。それは早期発見、早期治療(早期対処)です。普段から問題を抱え込まないように『孤立』しないようにするのが一番です。
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