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IFRS導入・・・国際基準と日本基準の違い [コンサルティング]

以前紹介した書籍にも記載されていますがIFRSを導入するとなると基準がいくつか異なるところがあります。
単に変更すればいいのならまだましなのですが、減価償却のように二重管理しなければならないものも出てきます。
かなり面倒ですね。
今から準備するか、それとも2011年の結論を待つか・・。今のところ2015年~16年にはIFRSを導入することになっていますからね・・・
グローバルを目指す企業は2011年~2012年頃にはIFRSを導入するよう検討を始めたほうがよいと思われますね・・・。

ソフトウェアの対応を検討する私たちもよく勉強しておかないと、、。

これだけ違う国際会計基準と日本基準 - IFRS 国際会計基準フォーラム



「IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる」
IFRSはInternational Financial Reporting Standardsの略で正式な日本語訳は国際財務報告基準、一般的には国際会計基準と呼ばれているものです。

その国際会計基準とは何なのか?アメリカや日本の会計基準とは何が違うのか?現在取り組んでいるコンバージェンスとは何が違うのか?そうした説明がすべて網羅されています。
私のような会計素人でもそれなりに理解でき、また経理部門でお仕事されている方でも十分に活用できる内容になっているのではないかと思います。

今の日本の会計基準とIFRSには大きな違いがあるんですね。
それは一番根源の部分。日米の会計基準はルール主義、IFRSは原則主義。
ルール主義はその名のとおりすべてをルールで規定します。それに対して原則主義は原理原則を提示するだけでどのように適用するかは個々に判断しなければなりません。

今まではアメリカが会計の世界でもリードしていましたが、EUがIFRSを打ち出してきました。粉飾決算などの影響もあるのですが、アメリカ1国対EU数カ国の多数決になればIFRSが世界標準になっていきます。あまりEU色の濃い会計基準が作られると困るのでアメリカもIFRSの決定に関与しようと米国内でのIFRS採用を検討し始めた。そうなるとメジャーな市場で独自会計基準を採用しているのは日本だけになってしまう。そこで急にIFRS採用という話が持ち上がってきた、というわけです。

会計コンバージェンスがやっと一息つけるかな、と思ったところにIFRS採用の検討ですからかなり大変ですがいずれは世界的にIFRSが採用されるのは間違いなさそうです。少しずつでもIFRSについて学んでおいたほうがよさそうな感じですね。


日本も国際会計基準導入へ
日本も国際会計基準導入へ動き出しました。

アメリカも導入の方向であり、日本も2011年以降に導入する方向で検討に入ります。
結局会計コンバージェンスを経て国際会計基準に統合する、というのが世界の要請のようですね。

しばらく会計に関わるソフトを開発するところは動向に注意が必要になりますね・・・。
5年間か~。大変だな~。

アメリカ、国際会計基準を認める
アメリカSECが今後国際会計基準の採用を認める方向性を打ち出しました。
大手企業は2011年、中小でも2014年には導入されることを見込んでいます。2011年に義務化するかどうかを決定するそうです。



IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる

IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる

  • 作者: PwC Japan IFRSプロジェクト室
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 単行本



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