[Devsumi2010] 世界は変わった・・のか? [雑感]
Developer Summit 2010
Distributed Computing by the Google Way
GFS/BigTable/MapReduceを中心にGoogleの分散コンピューティングへのアプローチの解説。
ある程度は今まで聞いてきた情報だけど、ちょっと視点を変えただけで「やっぱり考え方が違う(変わった)な~」と感じるものです。
その中で一番GoogleらしいキーワードがExpected Failureを表すこの言葉
「Not IF, But When」
会場にいたときは単に技術的なことでしかイメージしなかったのですが家に帰ってふとある本のイメージが出てきました。それは「ブラック・スワン」。そんなことはありえないことは存在しないという経済状況を説明した言葉です。よく考えるとExpected Failureってこの「ブラック・スワン」をITにあてはめたものなんだな~と思えてきました。
そう考えていくと大会テーマ「世界は変わった。」という部分は本当に『変わった』のか??とも思えてくる。経済が世界レベルで動くようになって1世紀強。その中で何回か荒波を乗り越えてきました。おそらく乗り越えるたびに経済/経営も『変わった』と考えてきたことでしょう。しかし後世からみるとそうでもない。そして今また自分たちは「変わったんだ」と思っているだけのような気がします(同じようなことを繰り返し経験しているのですから)。もちろんちゃんと「変わった」人もいて一部では20年以上も前から「ブラック・スワン」を前提にポートフォリオマネジメントしているところもあります「タートル流 投資の黄金律」。
ソフトウェアの歴史はそれよりももっと浅いので、今回『変わった』と思っても実はそれほど変わっていない。汎用機時代の技術者が仮想化技術のことを「俺たちも若いころにやったよ」と言っているくらいですからすでに1、2回目の波を越えたところかな。
結局はそこでどんな『経験』をして、その後それをどう生かしたかが重要な気がしています。
「世界は変わった」のだから今までとは違うことをやらなければという間違った(?)方向性にならずに、せっかく「経験」したのだから何かをしなければ/残さなければならないというのが正しい(?)方向性のような気がしてます。
(せっかくの経験があまり活かされていないDBの落とし穴のような事例もありますし、ちゃんと残していかないといけないですよね)
ー 実はソフトウェアの歴史上何回か同じことを繰り返していないか確認することも必要ですね ー
技術者視点ではなく他の視点で見ると違う風景が見えてくるかもしれません。
(よくまとまっていませんね。申し訳ありません。しかも紹介する本が翔泳社さんじゃないし…)
Distributed Computing by the Google Way
GFS/BigTable/MapReduceを中心にGoogleの分散コンピューティングへのアプローチの解説。
ある程度は今まで聞いてきた情報だけど、ちょっと視点を変えただけで「やっぱり考え方が違う(変わった)な~」と感じるものです。
その中で一番GoogleらしいキーワードがExpected Failureを表すこの言葉
「Not IF, But When」
会場にいたときは単に技術的なことでしかイメージしなかったのですが家に帰ってふとある本のイメージが出てきました。それは「ブラック・スワン」。そんなことはありえないことは存在しないという経済状況を説明した言葉です。よく考えるとExpected Failureってこの「ブラック・スワン」をITにあてはめたものなんだな~と思えてきました。
そう考えていくと大会テーマ「世界は変わった。」という部分は本当に『変わった』のか??とも思えてくる。経済が世界レベルで動くようになって1世紀強。その中で何回か荒波を乗り越えてきました。おそらく乗り越えるたびに経済/経営も『変わった』と考えてきたことでしょう。しかし後世からみるとそうでもない。そして今また自分たちは「変わったんだ」と思っているだけのような気がします(同じようなことを繰り返し経験しているのですから)。もちろんちゃんと「変わった」人もいて一部では20年以上も前から「ブラック・スワン」を前提にポートフォリオマネジメントしているところもあります「タートル流 投資の黄金律」。
ソフトウェアの歴史はそれよりももっと浅いので、今回『変わった』と思っても実はそれほど変わっていない。汎用機時代の技術者が仮想化技術のことを「俺たちも若いころにやったよ」と言っているくらいですからすでに1、2回目の波を越えたところかな。
結局はそこでどんな『経験』をして、その後それをどう生かしたかが重要な気がしています。
「世界は変わった」のだから今までとは違うことをやらなければという間違った(?)方向性にならずに、せっかく「経験」したのだから何かをしなければ/残さなければならないというのが正しい(?)方向性のような気がしてます。
(せっかくの経験があまり活かされていないDBの落とし穴のような事例もありますし、ちゃんと残していかないといけないですよね)
ー 実はソフトウェアの歴史上何回か同じことを繰り返していないか確認することも必要ですね ー
技術者視点ではなく他の視点で見ると違う風景が見えてくるかもしれません。
(よくまとまっていませんね。申し訳ありません。しかも紹介する本が翔泳社さんじゃないし…)
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