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「トルネード」 [自己研鑽]

テクノロジーマーケットでの「キャズム」という言葉はすっかり定着したような気がしますが、いかがですか?

様々な製品がキャズムを超えていくのに苦労しているのではないでしょうか。でもせっかくキャズムを超えてもうまくいかない製品もあります。そこで考えなければならないのが「トルネード」。製品が成長していく過程で、製品をアピールする相手がキャズム時代とその後では違うということに気がつかなければなりません。また、その販売戦略・マーケティング戦略もアーリーアダプター/キャズムのころとはまるで違ってきます。

その違い「トルネード」を理解してこそ、超とつくような成長ができます。
(最近、「トルネード」なのはiPhone/Androidといったスマートフォン、Evernoteといったサービスかな~)

今私自身が担当している製品もキャズム超えに苦労しているようにも思いますが、その後どうするかということも全然わかっていなかった気がします。本当にこの本の内容が役に立ちそうです。

ちなみにこの本、2011年2月に出たものですが、初版は15年以上前からあるようです。ですから中で紹介されている事例がちょっと古い気もします。古いからこそ、アーリーアダプター/キャズム/トルネード・・・といった過程のすべてがわかってよりわかりやすいのですけどね。

ぜひぜひ、皆さんにも読んでいただきたい1冊です。


トルネード キャズムを越え、「超成長」を手に入れるマーケティング戦略

トルネード キャズムを越え、「超成長」を手に入れるマーケティング戦略

  • 作者: ジェフリー・ムーア
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2011/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「キャズム」
テクノロジーライフサイクル「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」の中で「アーリーアダプター」から「アーリーマジョリティ」に移行する際に大きなギャップがあるということは実感していました。そしてこれが”キャズム”と呼ばれるものです。ハイテク産業ではこのキャズムがかなりはっきりとしているように思います。技術的に飛びつくアーリーアダプター、実益があるのかどうか見極めるアーリーマジョリティ、ここには販売戦略上の差があります。
アーリーマジョリティの段階までいかないと製品が大きく売れ出すことはありません。
 例えばiPhone 3Gは今のところアーリーアダプターが買っているように思います。本当にブレイクするにはマジョリティが欲しいと思う何か必要ではないかと思っています。

 これらのライフサイクルで戦略がどう違ってくるかを教えてくれるのが本書「キャズム」です。このキャズムを越えるのはかなり大変なんだ、ということだけはよく分かりました。提案する際もまったくその内容が違うということも。
あらかじめ各ステージの戦略を考えておかないと一気に市場が冷めてしまう可能性もあるので、計画段階が重要だなと思います。

なかなか奥深い本でした。





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