現代のセキュア・シンクライアント

ITProでセキュアなシンクライアントというソリューションが紹介されています。

確かJavaがまだ黎明期にシンクライアントというものがちょっとだけ流行りましたよね。
かたちとしてはWindowsシンクライアント（今のMetaFrame）やその他独自形式。

実は私はそのシンクライアントプロジェクトにちょっとだけ関与したことがあるんです。さすがにそのときは今のような高性能なCPUやメモリがなく、なかなかうまくビジネスに結びつかなかったんですけどね。CでBIOSの内容を読み出したり、ブラウザを独自で調達したり、足りない機能を自前で作ったりと技術基盤をしっかり理解したのもこの時期です。技術的にはとても面白かったな～と記憶しています。

PCがかなり安価になってきたため、シンクライアントというのは流行らないかな～と思っていました。しかし、最近のセキュリティ強化とサーバサイド機能（ディスク容量など）が強化され、また復権してきたんですね。

今やろうとしている業務アプリに関しても基本的にはブラウザ（とJavaVM）があれば、その機能は実現できるようになります。業務用端末に関しては本格的にシンクライアントの時代がくるかもしれませんね。