ソフトウェア企業って・・・・ [雑感]
すでにソフトウェア開発企業で働いている方にも、これから就職先を考える方にもちょっとした情報提供を。
ソフトウェア開発企業って何をやっているんでしょう??
コンピュータで動くソフトウェアを作っている企業だって?そりゃ、そのとおりです。
私もXX年前はソフトウェアを実装する会社という認識で就職しました。でも、「実装」するだけがソフトウェア会社の仕事ではないと思うようになりました。
最近のキーワードでBPMやJ-SOX法などがあります。簡単に言えば会社の業務を定義、改善、監視し間違いのないようにする。その役割をITがこなす、というものです。ソフトウェア開発会社が「実装」だけをやっているのであれば、顧客企業が”ここをこのように作って・・・・”などときちっと決めないといけないのですが、それでは良いシステムは作れません。ソフトウェア開発を担当する人間が、ITの専門家としての知識およびそれまでの顧客から得た業務知識を活用し、顧客企業とともにどういったシステムを作ればいいのかを考える必要があります。当然そこには業務知識や会計知識なども必要になります。
学生のみなさん、ソフトウェア開発企業というのは情報系学科の人だけが就職するところではありません。実は経営・経理の知識を持った人も必要です。工場プロセス管理・改善などの研究をされている方も十分にソフトウェア開発企業でやっていけます。経営コンサルタント・業務コンサルタントには及びませんが、それに近い知識が必要とされてきているのです。
これからソフトウェア開発企業に就職しようとされているみなさん、Javaができればそれでいいなんてことはないですからね。もっと幅広い知識を身につけてきてください。私はそういった皆さんをお待ちしております。
そしてすでにソフトウェア開発企業にお勤めのみなさん、すでに実感されていると思いますが、最近のソフトウェア開発企業では開発に関する技術だけではなくもっと幅広い知識が必要になってきているのです。だから一緒に勉強をしていきましょう。このサイトでもMBAだったり営業だったりいろんな分野の本を紹介しています。こんな知識も必要じゃないの、とかこんな本見つけたよとか、そうした情報も歓迎です。この勉強がきっとデスマーチを回避することに繋がると思います。
ということで、ソフトウェア開発企業の実情をお伝えしました。
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