社保庁プログラム発注の舞台裏 [雑感]
社保庁のプログラム改変がNTTデータに随意契約される舞台裏がわかりました(日本経済新聞より)。
年金関連プログラムについては社保庁が著作権を持っておらず、NTTデータが保持していたんですね。
つまりWindowsやOfficeと同様、年金プログラムというパッケージソフトウェアをNTTデータから購入したという状態だったわけです。
今のように随意契約が問題になるとは思わなかったのか、それともこの著作権のトリックに気がつかなかったのか、1980年の最初の段階からそのような契約だったとのこと。NTTデータは商売上手だったということでしょうか。
著作権がNTTデータにあるため、以降の改変・修正はすべて競争無し(随意契約)でNTTデータに依頼するしかない。
契約を変更したくてもNTTデータに対し1千億円くらいの債務が残っているのでそれもできないらしいです。
3年後の新システム導入では社保庁が著作権を保持するようなので、3年後以降は競争入札ができますがそれまではNTTデータにお願いするしかないようです。
お見事です。> NTTデータさん。
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