SaaSは儲かるのか？

SaaSが世の中を騒がせつつあるが、SaaSって儲かるのだろうか？
そんな特集がThink ITで掲載されいる。

分析の対象となっているのは現在のSaaSの本丸SalesForce。直近でみると粗利はプラスだが、販売・マーケティング費用が高いため営業利益率はマイナス。SaaSの黎明期であったので販売・マーケティング費用が高くついたのは仕方のないことであろう。では今後はどうか。
　SaaSの特徴として以下の点が挙げられる
　　・導入しやすい。撤退もし易い
　　・中小企業の導入が多い
　　・単価が安い。このため、SaaSベンダーの投資コスト回収が長期化する
　導入後、撤退を防ぐためにも営業は継続して行っていかなければならない。また中小企業が多いとそれだけ営業コストもかかる。さらに投資コスト回収の長期化といろいろ考えておかなければならない点が出てくる。さらにBCPなどの面からも設備投資・運用コストもかなりかかると考えてよいだろう。
　これらを克服した企業のみがSaaSベンダーとして生き残っていけるのであろう。今のところSalesForceは大口顧客にも導入されつつあり、利益を生み出す構造になってきているのではないかと思われる。
　ここ数ヶ月でSaaS提供を表明した企業が数社あるが、3年後にどれだけの企業がSaaSベンダーとして生き残っているだろうか・・・。