「イノベーションのジレンマ」 [自己研鑽]
イノベーションによって企業に多大な悪影響をおよぼす場合があります。
しかもその影響が優秀な企業経営者が経営しているからこそ、起こる場合があるのです。
イノベーションは「持続的技術」と「破壊的技術」の2つに分類することができます。
「破壊的技術」は従来の市場ではあまり必要とされないことが多く、マーケティングの結果「持続的技術」に集中投資をしようと決断する経営者がほとんどです。これは基本的に正しい選択です。しかし「破壊的技術」は従来の市場とは別の市場で受け入れられることがあり、これが「継続的技術」を凌駕してしまうことがあるのです。「継続的技術」はどこかで行き詰まります。また「破壊的技術」にその立場を奪われることがあるのです。こうしたことから優秀な経営者が経営していてもその企業が倒産に追い込まれるということもありえるのです。
この本ではその事例を2つの事業分野で例示し、その対応策について検討しています。
この本は順調に成長している企業だからこそ理解しておく必要がある内容だと思います。
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
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