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「グノーシス」 [雑感]

もともとは映画「ダ・ビンチ コード」やナショナル・ジオグラフィックのユダの福音書に関する番組から古代キリスト教に始まる数々の謎に興味をもったことから始まりました。もともと西洋史が好きだったというのもあります。

で、ついに手を出し始めてしまいました。まず手始めに「グノーシス」
実際に存在したキリスト教グノーシス主義に関する書籍です。古代キリスト教である程度ひろまったようですが、現在のローマキリスト教(カトリック)による異端弾圧で途絶えてしまいました。
実際に読んでみると、面白いことがわかります。一神教なはずのキリスト教なのに、グノーシス派は一種多神教となっています。また教義も非常に難しい。哲学的というのでしょうか、一般の信者はついていけなかったのではないかと思います。最終的にはカトリックによる異端弾圧で途絶えますが、世界的にみれば自然に淘汰された宗派だったのかもしれません。

このあたりまではまだ現実に存在し、ナグ・ハマディ文書などでその存在が完全に確認されたものです。
ユダの福音書も存在したことはあきらかですが、そういった福音書はなぜ存在するのか、今の聖書の福音書はなぜ採用されたのか、そして聖杯伝説、マグダラのマリア、キリスト教カトリックの歴史は西洋史そのものであり、その中で登場する伝説は歴史上の伝説でもあります。これから少しずつこうした伝説を追いかけていきたいと思います。

グノーシス―古代キリスト教の“異端思想” (講談社選書メチエ)

グノーシス―古代キリスト教の“異端思想” (講談社選書メチエ)

  • 作者: 筒井 賢治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本


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