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ITのサービス化が進む、そのとき技術者は? [雑感]

ここ1~2年ITのサービス化が進行しています。ITは所有から使用へ、それが合言葉のように使われています。
その代表格がSaaSではないでしょうか。

さて、こうしたサービス化が進む中IT技術者はどうなっていくのでしょうか?

従来、システム開発の受託がメインで機器選定なども各顧客別に行われた時代、IT技術者はおおきくわけて開発担当とインフラ担当の2つに分かれていました。別に分ける必要はないのですが、習得する技術の多さから作業を分業してきたわけです。
しかしサービス化が進むとこの分業していたIT技術者の多くが不要になります。インフラはベンダー自前の機器ですし、アプリケーションはすでに開発済み。こうなってくるとIT技術者はなにをすればいいのでしょうか?
もちろんサービスを維持・継続するための技術者、新しいサービスや機能を実現する開発者は必要になります。しかし、それらの技術者は分業というわけにはいかないでしょう。極度にサービスの可用度を上げるためには開発担当はインフラの知識が必要になり、インフラの担当者はアプリケーションの機能を最大限に引き出すための知恵を絞らなければならない。
しかも仮想化で、複数のサービスを物理サーバ1台の中にいくつものサービスを同居させることもありますからサイジングも難しい。

 こういった時代になった今、IT技術者は一段の進化が必要ではないでしょうか。サービス提供者としてのプロフェッショナル。そうした自覚を持ち、開発担当だ・インフラ担当だというこだわりをすて、より良いサービスを安価にしかも確実に提供していくにはどうすべきか、ということを真剣に考えなければならないと思っています。
 当然技術だけではダメで、顧客が必要とするサービスは何なのか?どの程度の価格なら受け入れてもらえるのかといったマーケティングセンスも問われてきます。しかも、ネットワーク上でサービスを提供するということは国境を越えてサービスができるということになり、今までのような国内競争だけではすまなくなります。全世界に目を向ける力というのも必要になってきます。

 これからIT業界で生き残ろうというみなさんにはこうした現実に目をむけ、今自分は何をすべきかをよく考えて欲しいと思います。そして日本発海外へ、というビジネスを構築していこうではありませんか。

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