クラウドでバッチ処理？？

ITProで「調べれば調べるほど分からなくなるクラウド」という記事が出ています。

そこでは将来基幹システムがクラウド上で動くという想定のもとで、いろいろ想定をしています。
出てくる問題点は
　・サービスの移行ってできるの？
　　AというサービスからBというサービスに乗り換えたい、そうしたことがそもそも可能なのか？
　　可能だとしたら誰がどうやってやるのか？
　・誰が障害復旧する？
　　単にOSを復旧するなら今でもやっていますが、バックアップの途中で停止したなどの対処は？
　・エンジニアはどう確保する？
　　そもそも今までの技術者がそのまま通用しないこともあります。
といったもの。


私の意見を述べさせていただくと。
そもそもクラウドのサービス上でバックアップなどは直接サポートしないでしょう。クラウドからデータを抽出、バックアップするという「あたらしいサービス」が生まれるだろうと思います。メディアの保管はそのサービスが考えてくれる。途中で止まった場合の運用もそのサービスが担当するでしょう。
サービスの移行もあたらしいサービスの一環で提供可能ですね。

例えばGoogleのようにインフラ（クラウド・インフラストラクチャ）だけを提供する企業、サービスを提供する企業、サービスを補完する企業といったようにいろいろ分業性になっていくのではないでしょうか。

みんながみんな、クラウド・インフラストラクチャを構築できませんし、インフラ企業が全てのサービスを開発できるとも思いません。ここは協業体性になるでしょう。そして、そこでサポートしきれないローカルな業務を担当するサービサーが登場して完結。

そういったシナリオになるのではないかと私は考えています。

タグ：クラウド・コンピューティング 基幹システム