akamai、国内ベンチャーとアライアンスを結成

akamaiが国内先端技術ベンチャーとクラウドEdgeComputingでアライアンスを結成

EdgeComputing アライアンスに参加するソフトウェア開発企業は、クラスメソッド、セカンドファクトリー、デジタルクルー、デフィデ、バーチャルテクノロジー、プリファードインフラストラクチャー、リトルソフトの7社。
知っている会社はクラスメソッドくらいかな～。といっても詳しい企業内容は覚えていません。名前を聞いたことがあるくらい。

ところでEdgeComputingってクラウドのストレージやCPUをもっていましたっけ？私の記憶ではもっていなかったような・・・。
サービスの実体（本体）はどこかでホスティングするということになるのかな～。

いずれにしてもakamaiが援助してくれるのはいいですね。コンテンツ配信サービスなどでは絶大な威力を発揮しますから。
（なんにしても「コンテンツ」が命です）

タグ：EdgeComputing Akamai クラウド・コンピューティング アライアンス

コメント 3

こんにちは。アカマイの竹洞です。

アカマイは、各ISPとIXにAkamai EdgeServerというのを分散配置して、そこからコンテンツ配信を行っているので、CPUやメモリはあります。
またNetStorageという、ネットワーク上に配置してあるストレージもあるので、これも利用できます。

なので、EdgeComputingを使う企業は、JavaでMVCモデルの内、ModelとViewのモジュールを切り出してWARにして、自社のサーバもしくはNetStorage上に用意しておけば、世界中どこからでも、アクセスがあったユーザの一番近いAkamai EdgeServerが動的にWARファイルを読み込んでJava Applicationを展開し稼働し始めます。

ISPにAkamai EdgeServerが置いてあるので、ユーザからすれば、ADSLや光回線で直結している状態になり、非常に高速にアプリケーション処理を行えるというわけです。

疑問に思われていることの回答になっていればいいのですが…
by 竹洞 陽一郎 (2008-11-14 16:02) 

わざわざありがとうございます。

すべてEdge Computing上で解決できるのですね。
それならすごいな～。
せっかくのEdge Computing利用ですから世界で利用されるサービスが登場するとよいですね。
by たーとる (2008-11-14 21:56) 

こんばんは。アカマイの竹洞です。
一点、補足させて下さい。
AkamaiのEdgeComputingは、そうは言っても、データベースへのアクセス周りは不得意です。（スピードの点で）
ですから、コンセプトとしては、
・データベースへのSubmit/Commitをする前のプリプロセッシング処理をEdge側（エンドユーザ側に近い場所という意味）で行う。例えば、E-Commerceサイトであれば、最終的に「購入確定」のボタンが押されるまでの処理とか。

・データベースが関与しない処理を行う。例えば、携帯の機種ごとに最適な画像にリサイズ・減色する変換処理だったり、帳票データのPDF化だったり。

・リアルタイムにデータベースへの書き込みが必要のない処理を行う。例えば、TV番組の最後に応募サイトのURLが表示されて、一気に１万件ぐらいのアクセスが集中しても、応募の登録自体はリアルタイムで書き込む必要はないので、それぞれのEdgeServerで受け付けデータをためて、１秒間に１回、NetStorageにPutして、それをAggregateして、全体のデータとして、自社サーバに落とす

という処理が得意です。

今回、発表のあった７社の内、６社は既にCloud Computing Serviceとしてのエンジンを開発中で、Akamaiのアメリカやヨーロッパのお客様から既に何件か問い合わせが来ています。

日本のソフトウェアが世界に羽ばたくチャンスとして、使ってもらえたらと思っています。
by 竹洞 陽一郎 (2008-11-14 22:44)