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日本の電子書籍はガラパゴス化してしまうのか… [雑感]

「日の丸電子書籍フォーマット~」

6月初旬にこのニュースを聞いたとき、正直『またか』という感じがしました。『まさかまたガラパゴスにしてしまうのか…』と。
EBook 2.0 Forumでも若干懸念を感じているようですね。

日本の電子書籍で独自化してしまう要因って意外と会社でパッケージソフトを導入する際にも垣間見えるような気がします。
 曰く:「うちは特殊だから」、「いろいろ例外がね…」

 「特殊だから」パッケージの摘要は難しい。だからカスタムソフトウェアにしましょう。ということだと思いますが、本当に「特殊」なのでしょうか? 実は昔からの商習慣がそうさせているだけで、ちょっと見直せばそれほど「特殊」でないことがわかります。ましてその会社の「差別化要因」でもなんでもないところに必死にお金をかけて何の利点があるのかがわからない。。。
従来のやり方を変えられないだけの理由でしかない。
 「例外が…」、って例外だらけで通常パスがないようなことになっていませんか? 整理したら実は「意味もなく」例外になっているだけではありませんか??

 本当に必要なソフトなら日本全体に共通な日本商習慣をビジネスソフトでも導入することを考えるはず。日本の商習慣ではなく、個別企業でしか話をしないからそうした動きにならない。その場の対処で「例外」ばかり作るからカスタマイズだらけのシステムになる。

 電子書籍も「日本の書籍は特殊だから」とか言って標準化から逃げているように思ってしまう。標準側だって唯一の解なんて考えていなくて多様性にどう対応するかは検討したいはずなのだから、そこに日本が貢献すればいい。

考え方ひとつで、「ガラパゴス」になるのかそれとも「世界の一員」になるのか違ってくる。ぜひ今回は「世界の一員」を目指して欲しいものです。


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