Google's Smart Grid

10/25のNHKスペシャル　自動車革命をご覧になった方はどれくらいいらっしゃるでしょうか？
そこでGoogleのスマートグリッド構想の一端が紹介されていました。

スマートグリッドについては一部で「日本にスマートグリッドは不要」なんていう意見もあったようですが、見方が狭い？？と思ってしまうくらいGoogleの構想は壮大です。なにせ各家庭が発電所となり、ネットをつかって需給調整しようというのですから。
ここでの自動車の位置づけはもちろん移動手段の１つでもありますが、もう１つは家庭での燃料電池の役割。車を利用しないときは太陽光発電で出来た電池を蓄電し夜にそれを活用しようというもの。もちろん余った電気はGoogle Smart Gridで需給調整。

ここまで考えていた技術者、研究者が日本にどれだけいたでしょう？？Googleではすでにこの構想に向けて動き出しており、担当役員が『Googleの事業を進める上でのオバマ政権の役割』をホワイトハウスに話にいっています。
「政策の中で自社ができることはXXです、だから仕事をください」ではないのです。「自社の計画はXXだ。政権ではこうしたことを請け負って欲しい」と言っているのです。このあたりも日本とは考え方が違うな～と感じました。

今までの日本は総じてトップダウンでの政策、事業展開だったのではないでしょうか。
政府から大企業へ、大企業から中小企業へ、企業から消費者へ。このピラミッド構造を変えない限りGoogleのような革命的イノベーションは生まれないかもしれない。NHK特集をみるかぎり、電気自動車分野ではすでに日本は遅れ出しているようにも思えました。漸進的創造、改善の得意だった日本にはない大胆な発想転換。そして創造的破壊、そうしたものが一番求められているように思いました。

このままだと日本、やばいよ～。

タグ：Google スマートグリッド 自動車革命 電気自動車

コメント 1

番組を見て同じ感想を持ちました．
GoogleはMicrosoftを脅かす存在になったと思ったらこのような分野でもプロジェクトを進めているのには驚きました．
日本は昔から独創的なことが苦手です．
いつも二番手を追いかけながらやってきました．
おそらく日本の教育制度からくる弊害だと思います．
by michi (2009-10-27 15:07)