ビジネスプロセスの特性と利点 [コンサルティング]
「4つの特性」さえ分かればビジネスプロセスの本質は理解できる
4つの特性とは
ビジネスプロセスを明確にすると以下のような利点があります。
・みんなが理解できる共有情報になる
・経営方針から現場までの一貫性が生まれる
・ビジネス環境の変化に素早く対応できる
・ビジネスとITの連動性が高まる
ビジネスプロセスはどんな企業でも持っているもので、それが暗黙知になっているのか明確になっているのか、測定可能な状態にあるのかそうでないのか、そういった違いだけなのです。
全社最適化をして企業利益を最大化するためにもビジネスプロセスは明確にし、測定可能にしなければなりません。
ビジネスプロセスマネジメント(BPM)はバズワードでもなんでもなく、企業には必須のものだと思います。
BPMは今の時代の必須キーワードです。どういった形でもよいので導入を検討してみてはいかがでしょうか。
4つの特性とは
- 目的が定義できる
- 入力と出力がある
- 何度でも繰り返せる
- 効果が測定できる
ビジネスプロセスを明確にすると以下のような利点があります。
・みんなが理解できる共有情報になる
・経営方針から現場までの一貫性が生まれる
・ビジネス環境の変化に素早く対応できる
・ビジネスとITの連動性が高まる
ビジネスプロセスはどんな企業でも持っているもので、それが暗黙知になっているのか明確になっているのか、測定可能な状態にあるのかそうでないのか、そういった違いだけなのです。
全社最適化をして企業利益を最大化するためにもビジネスプロセスは明確にし、測定可能にしなければなりません。
ビジネスプロセスマネジメント(BPM)はバズワードでもなんでもなく、企業には必須のものだと思います。
BPMは今の時代の必須キーワードです。どういった形でもよいので導入を検討してみてはいかがでしょうか。
BPMがビジネスを変える―BPRを超える「業務プロセスの継続的改革」
- 作者: 日沖 博道
- 出版社/メーカー: 日経BP企画
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
BPM-ビジネスプロセス・マネジメント―みえる経営戦略、できる業務改革
- 作者: 堀内 正博
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 単行本
IPA、中小企業向け情報セキュリティ対策ガイドライン公表 [コンサルティング]
IPAは中小企業向け情報セキュリティ対策ガイドラインを公表しました。
情報セキュリティ対策は大企業だけではなく中小企業でも重要なものです。しかし、何をしたらよいのかわからないといったことが実態なのではないでしょうか。
そうした企業に向けて簡単チェックシートなどが公表されています。
ぜひ活用してください。
IPA:中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン
ついでに・・・IPAが「情報セキュリティ教本」の改訂版を出しました!!
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20390192,00.htm
情報セキュリティ対策は大企業だけではなく中小企業でも重要なものです。しかし、何をしたらよいのかわからないといったことが実態なのではないでしょうか。
そうした企業に向けて簡単チェックシートなどが公表されています。
ぜひ活用してください。
IPA:中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン
ついでに・・・IPAが「情報セキュリティ教本」の改訂版を出しました!!
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20390192,00.htm
図解入門 よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み―基礎から学ぶセキュリティリテラシー (How‐nual Visual Guide Book)
- 作者: 相戸 浩志
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
情報セキュリティ教本―組織の情報セキュリティ対策実践の手引き
- 作者: 情報処理推進機構
- 出版社/メーカー: 実教出版
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
業務改革着手は遅れると大変です [コンサルティング]
業務改革、三菱商事の事例
業務改革のきっかけは取引量増加で支店の業務がまわらなくなったから。
じゃあ、ということでなんとかしようとしたところ業務プロセス全体を理解している人がいない。さらに属人的作業になっている部分もあり、簡単に改善はできない。
そんな状態から改革を始めたそうです。
業務がまわらなくなってから手をうつ、というのは旧世代的なやり方です。今はその前に手を打たないと市場の変化のスピードについていけない。だからこそBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)が必要になる。BPMはけしてIT屋の専業とするところではないのです。どちらかといえば現場の皆さんが活用するもの。
こうした不況だからこそ、業務をより効率化し企業の俊敏性(アジリティ)を高める必要があるのではないかと思います。
IT化したほうが効果があげやすいという面はありますが、必ずしもIT化する必要はありません。まずは自身のビジネスプロセスを明確にし、無駄や属人的な部分はないかといった面を見直すだけでも何か成果がでると思います。ぜひご検討することをお薦めいたします。
業務改革のきっかけは取引量増加で支店の業務がまわらなくなったから。
じゃあ、ということでなんとかしようとしたところ業務プロセス全体を理解している人がいない。さらに属人的作業になっている部分もあり、簡単に改善はできない。
そんな状態から改革を始めたそうです。
業務がまわらなくなってから手をうつ、というのは旧世代的なやり方です。今はその前に手を打たないと市場の変化のスピードについていけない。だからこそBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)が必要になる。BPMはけしてIT屋の専業とするところではないのです。どちらかといえば現場の皆さんが活用するもの。
こうした不況だからこそ、業務をより効率化し企業の俊敏性(アジリティ)を高める必要があるのではないかと思います。
IT化したほうが効果があげやすいという面はありますが、必ずしもIT化する必要はありません。まずは自身のビジネスプロセスを明確にし、無駄や属人的な部分はないかといった面を見直すだけでも何か成果がでると思います。ぜひご検討することをお薦めいたします。
BPMがビジネスを変える―BPRを超える「業務プロセスの継続的改革」
- 作者: 日沖 博道
- 出版社/メーカー: 日経BP企画
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
BPM-ビジネスプロセス・マネジメント―みえる経営戦略、できる業務改革
- 作者: 堀内 正博
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 単行本
”情報化投資の加速なくして成長なし”なのでしょうか?? [コンサルティング]
NikkeiNetの記事「情報化投資の加速なくして成長なし」。
なんとなく違うんじゃないのかな~と私は思いました。
投資額の加速をいくらしても中身がなければ成長はありません。IT企業だけは成長しますけど一時的なものでしょう。
投資する質にもっとフォーカスするべきだろうとIT系の私は考えています。それがたとえ安価なソリューションでも質的に向上すれば成長するはず。IT企業は一時的に成長が止まりますが、多くの企業に同様の動きがあれば上向きに変わるはずです。
今までの日本のIT投資、一番の失敗は投資したものの質です。投資した分の回収ができているのか?利益に貢献したのか?そこがまったく評価されていないように思います。
だからこそ質的な向上を訴えたいですね。
まあ、記事を書いた人は(質を重要視するにしても)「そもそもIT投資額が少なすぎる」というご意見なのでしょうけど。
なんとなく違うんじゃないのかな~と私は思いました。
投資額の加速をいくらしても中身がなければ成長はありません。IT企業だけは成長しますけど一時的なものでしょう。
投資する質にもっとフォーカスするべきだろうとIT系の私は考えています。それがたとえ安価なソリューションでも質的に向上すれば成長するはず。IT企業は一時的に成長が止まりますが、多くの企業に同様の動きがあれば上向きに変わるはずです。
今までの日本のIT投資、一番の失敗は投資したものの質です。投資した分の回収ができているのか?利益に貢献したのか?そこがまったく評価されていないように思います。
だからこそ質的な向上を訴えたいですね。
まあ、記事を書いた人は(質を重要視するにしても)「そもそもIT投資額が少なすぎる」というご意見なのでしょうけど。
極端な例なのかもしれませんが・・ITデバイドの問題 [コンサルティング]
ITmediaの記事「中小企業支援のミスマッチ」。
中小企業のIT化を促進しようと支援策が出ているそうですが、もっと基本的なところからやらないとダメなのかもしれません。
・ちょっとした作業をシステム化したい、しかし予算がない。
・Excelでできない?
・Accessはないです
・海浜工業地帯なので通信インフラが不十分、ISDNしか接続できない(おそらくADSL圏外という意味でしょう)
現場はもっといろいろあるようですが・・・。こういったところにパッと端末を導入してサービスで解決、っていうようなことはできないものかな~なんて思ったりします。
あまりにも細かいことすぎてサービスにできないでしょうけれど。(そもそも通信インフラが・・・)
中小企業のIT化を促進しようと支援策が出ているそうですが、もっと基本的なところからやらないとダメなのかもしれません。
・ちょっとした作業をシステム化したい、しかし予算がない。
・Excelでできない?
・Accessはないです
・海浜工業地帯なので通信インフラが不十分、ISDNしか接続できない(おそらくADSL圏外という意味でしょう)
現場はもっといろいろあるようですが・・・。こういったところにパッと端末を導入してサービスで解決、っていうようなことはできないものかな~なんて思ったりします。
あまりにも細かいことすぎてサービスにできないでしょうけれど。(そもそも通信インフラが・・・)
”日本でBABOKを定着させる”--IIBA日本支部が設立 [コンサルティング]
日本でのBABOK定着を目指してIIBA(International Institute of Business Analysis)日本支部が設立されました。
先日のNTTデータの取り組みといい、BABOKが注目されはじめましたね。認定試験CBAPも開始される模様です。要チェックです。
IIBA日本支部 : http://www.iiba-japan.org/
先日のNTTデータの取り組みといい、BABOKが注目されはじめましたね。認定試験CBAPも開始される模様です。要チェックです。
IIBA日本支部 : http://www.iiba-japan.org/
NTTデータ、上流工程でBABOKを活用
NTTデータがBABOKで業務改革を支援する体制を整えるようです。
NTTデータがやろうとしている「単なるシステム開発ではなく”ビジネスの変革”を請け負う」というのはこのブログでも数回取り上げていたビジネスインテグレータとも通じるものです。BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)もずいぶん前にチェックしていますね。
今後、IT業界自体が変革しなければならない、変革していくだろうと私は予想しています。その1つがビジネスへのフォーカス。今回のNTTデータの取り組みはその兆候なのかもしれません。
クラウド上でCOBOLプログラムが動く [コンサルティング]
Windows Azure上でCOBOLが動く。
.NET対応のCOBOLがあるくらいですからAzure上で動くものが登場してもおかしくはないですよね。
レガシーシステムの移行に今までとは違った動きが出てくるのではないでしょうか。
標準的なCOBOLアプリケーションならば.NET上でも動く可能性が高い。しかも今度はAzure上でも動く可能性もある。
とすればCOBOLのレガシーシステムを無理に別の言語に移行する必要もないわけです。
プログラムを移行するのではなく、ビジネスそのものを含めて見直すのであればオブジェクト指向で再設計する意義はあると思いますが、そうでないのであれば無理する必要もない。まして、今ならばWindowsの仮想化環境でも動かせます。
BPRを含んだシステムの再設計以外で言語を変える必要はない、そう思う今日この頃です。
# 問題はCOBOLプログラマがどれだけ残っているか、なのかもしれませんが。
.NET対応のCOBOLがあるくらいですからAzure上で動くものが登場してもおかしくはないですよね。
レガシーシステムの移行に今までとは違った動きが出てくるのではないでしょうか。
標準的なCOBOLアプリケーションならば.NET上でも動く可能性が高い。しかも今度はAzure上でも動く可能性もある。
とすればCOBOLのレガシーシステムを無理に別の言語に移行する必要もないわけです。
プログラムを移行するのではなく、ビジネスそのものを含めて見直すのであればオブジェクト指向で再設計する意義はあると思いますが、そうでないのであれば無理する必要もない。まして、今ならばWindowsの仮想化環境でも動かせます。
BPRを含んだシステムの再設計以外で言語を変える必要はない、そう思う今日この頃です。
# 問題はCOBOLプログラマがどれだけ残っているか、なのかもしれませんが。
GoogleがSEOガイドを提供 [コンサルティング]
GoogleがSEOガイドを提供しました。
内容はGoogleだけではなく、他の検索エンジンにも適用できる普遍的なもののようです。
やたらとテクニックに依存せず、適切な情報を適切に付与するというのが良いという感じです。
SEOガイドは無償で入手できますのでぜひ参考にしてください。
SEOガイド : http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2008/11/googles-seo-starter-guide.html
内容はGoogleだけではなく、他の検索エンジンにも適用できる普遍的なもののようです。
やたらとテクニックに依存せず、適切な情報を適切に付与するというのが良いという感じです。
SEOガイドは無償で入手できますのでぜひ参考にしてください。
SEOガイド : http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2008/11/googles-seo-starter-guide.html
そもそもERPとは何なのか? [コンサルティング]
偶然にも「チェンジ・ザ・ルール!」を引き合いに出してERPとは何かを再度問う記事が出ていました。
当初ERPはBRPとセットで語られることが多かったと思います。ERPのベストプラクティスにあわせてビジネスルールも変えなければいけない。そしてさらにビジネスルールを見直さなければならない、というのが「チェンジ・ザ・ルール!」のテーマにもなっていたと思います。
しかし実際はどうでしょう。ERPの機能をフル活用している企業はどれだけあるでしょうか?
たくさんあるのであれば、今の時代にBPMという言葉は流行しないですよね・・・。多分どこかにボタンの掛け違いが発生している。そのボタンを掛け直すためにSOAやBPM、ESBという技術が登場してきてさらに複雑度を増しているような気もします。
さて記事の続きはどう結論付けられるのでしょうか。楽しみにしたいと思います。
当初ERPはBRPとセットで語られることが多かったと思います。ERPのベストプラクティスにあわせてビジネスルールも変えなければいけない。そしてさらにビジネスルールを見直さなければならない、というのが「チェンジ・ザ・ルール!」のテーマにもなっていたと思います。
しかし実際はどうでしょう。ERPの機能をフル活用している企業はどれだけあるでしょうか?
たくさんあるのであれば、今の時代にBPMという言葉は流行しないですよね・・・。多分どこかにボタンの掛け違いが発生している。そのボタンを掛け直すためにSOAやBPM、ESBという技術が登場してきてさらに複雑度を増しているような気もします。
さて記事の続きはどう結論付けられるのでしょうか。楽しみにしたいと思います。
「チェンジ・ザ・ルール!」
もともとはERPで生産管理、在庫管理などをやってもうまくいかないのは何故?というところからTOC(制約理論)、リーン手法、そしてSCMといったところに至るゴールドラット博士の書籍です。
ところがですね~、このERP導入企業の部分の課題をTOCなどの問題に限定しないと「ソフトウェアはなぜ売れないのだろう?」、「これからソフトウェアはどのように販売していけばよいのだろう?」という内容のIT本になります。
その答えは
・技術だけではなく、顧客に「バリュー」を売ること
・システムインテグレータではなく、ビジネスインテグレータであること
となります。最近のこのブログによく出てくる「ビジネスインテグレータ」にまた当たるわけです。
そしてこの本の最後には、ソフトウェアの将来は”所有から利用へ”の今のパラダイムシフトを想起させるようなシーンが登場します。「クラウド化する世界」を読んでいたかのような最後のシーンです。
TOCの本を読んだつもりだったのですが、ソフトウェア業界の将来について考える本と捉えることもできるようです。
OMGでBPMの資格試験開始 [コンサルティング]
OMGでBPM資格試験が開始されます。
BPMのスキルと知識をテストするためには、以下のことが前提となるとしています。
1. 広範囲にわたる必要な知識が体系化され、
2. ビジネスモデリングから実装に至る標準的なステップが確立し、
3. ツール(モデリング/実行環境)の標準がベンダー間で共有され、
4. コースウェアやサービス、教育機関が存在し
5. 企業がそれを人事/発注の基準として採用することが期待できる
日本では・・・まだまだのよう。この分野ではかなり遅れをとっているようですね。私が一発逆転を狙う・・・・なんて無理ですね。
BPMのスキルと知識をテストするためには、以下のことが前提となるとしています。
1. 広範囲にわたる必要な知識が体系化され、
2. ビジネスモデリングから実装に至る標準的なステップが確立し、
3. ツール(モデリング/実行環境)の標準がベンダー間で共有され、
4. コースウェアやサービス、教育機関が存在し
5. 企業がそれを人事/発注の基準として採用することが期待できる
日本では・・・まだまだのよう。この分野ではかなり遅れをとっているようですね。私が一発逆転を狙う・・・・なんて無理ですね。
BPMがビジネスを変える―BPRを超える「業務プロセスの継続的改革」
- 作者: 日沖 博道
- 出版社/メーカー: 日経BP企画
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本